「ヘアケア」カテゴリーアーカイブ

髪と頭皮に紫外線などのダメージを与えないように!

 

薄毛や抜け毛でお悩みの方は、男女共たくさんいらっしゃいます。

 

男性の薄毛、抜け毛の症状はAGAと呼ばれる男性型脱毛症がほとんどで、

これは遺伝的な要因が強いので、

ある程度はどうしようもないところもありますが、

女性の場合は、普段の生活習慣の中に原因が潜んでいるので、

髪と頭皮にダメージを与えないということを意識して生活していれば

髪のトラブルが発生することも少なくなります。

 

そんな中でも、睡眠不足や栄養の偏り、ストレス、

間違ったヘアケアなどはよく知られた要因に挙げられますが、

うっかりして疎かにしてしまいがちなのが紫外線です。

 

紫外線は髪と頭皮に悪影響を与えますので、

外出する時は最低でも帽子をかぶったり、日傘を使うなどして、

しっかりと紫外線対策しなければなりません。

 

特に、春から夏の時期の紫外線は、最も強くなりますので、

曇って太陽が出ていなくても要注意です。

 

しかし、紫外線は目に見えないものなので、その恐怖を実感できずに

「曇っているから大丈夫・・・」

「冬の時期の紫外線は弱いから・・・」などと甘くみて、

つい疎かにしてしまいがちです。

 

顔のシミやシワ、たるみなどでお悩みの女性は、

結構、紫外線対策の意識が高いようですが、

まだまだ髪と頭皮に与える怖さを理解していない方が多いようです。

 

確かに春から夏の時期の紫外線に比べれば、

秋から冬の間は多少弱いかもしれませんが、

それでも、紫外線は1年中、地上に降り注ぎ、

また、道路や壁から跳ね返ってきたり、

窓ガラスを通り抜けて室内に入り込んできたりと

さまざまな方向から当たり、ダメージを与え続けます。

 

本当に紫外線からの影響を避けられるのは、

完全に太陽が沈んだ夜の間だけです。

 

そんな紫外線を髪に浴びると、キューティクルにダメージを受け、

髪がパサついたり、枝毛や切れ毛などの症状を引き起こし、

また、紫外線が頭皮から毛根の奥まで浸入してしまうと、

髪の製造工場と言われる毛母細胞がダメージを受け、

その働きが低下し、薄毛や抜け毛、白髪などのトラブルを

引き起こすことになります。

 

特に頭頂部は、最も紫外線を受けやすいところなので、

男性型脱毛症のように頭頂部から薄くなってしまわないように、

しっかりと紫外線対策を行いましょう。

 

また、パーマやカラーリングなどは、

頻度が多いとかなり髪と頭皮の負担になります。

 

ですが、女性としては髪のお洒落も大切なので、

髪と頭皮の状態を見ながら、使用頻度をコントロールしましょう。

 

そして、夜更かしを続けて毎日寝不足状態だったり、

無理な食事制限によるダイエットの影響で栄養バランスが偏ったりしないように

十分に注意し、規則正しい生活習慣を送ることが大切です。

 

 

 

 

 

育毛剤を女性が使うときは症状に応じて選ぶ

 

加齢やストレス、睡眠不足などにより、

女性の髪の毛は細くなったり、抜けやすくなってしまうので、

太くて抜けにくく、健康的な髪の毛に戻したいときは

育毛剤を使ってヘアケアするようにしましょう。

 

育毛剤を女性が使うときのポイントは、

症状に応じた成分を配合したものを選ぶことです。

 

男性の脱毛症のほとんどは、AGAと呼ばれる男性型脱毛症なので、

ミノキシジルという成分が有効ですが、

女性の脱毛症の場合は、脱毛症のタイプはさまざまで、

発症する原因も違うので、その症状に合った成分が必要というわけです。

 

たとえば、頭皮が乾燥すると皮脂も減少するので、バリア機能が弱まり、

外部からの刺激に弱くなってしまいます。

 

また紫外線や花粉、シャンプーの成分、ブラッシングなど、

あらゆる刺激が頭皮の負担になるので、かゆみを感じるようになります。

 

すると、硬くなった角質が頭皮から剥がれ落ちてフケが発生します。

 

このフケは、頭皮の乾燥により、水分が足りなくなると発生しやすくなるので、

育毛剤でケアするときは保湿効果の高いものを選びましょう。

 

潤いが不足すると、頭皮は硬くなり、血行も悪くなるため、

栄養や酸素が十分に毛根まで届かなくなるので、ヘアサイクルが乱れて、

成長期の段階で抜けやすくなります。

 

これを育毛剤で防ぎたいなら、ヒアルロン酸やヒオウギ抽出液、

イチョウ葉エキス、アロエエキス、ベニバナエキス等の保湿成分を

配合したものを使わなければなりません。

 

フケやかゆみを対策したいときは、ペパーミントなどの抗菌作用や、

ボダイジュなどの抗酸化作用のある成分を配合したものを使いましょう。

 

ヘアサイクルを正常に整えたいときは、

血行促進や新陳代謝を活性化する働きを持つ、緑茶リキッドや紅茶リキッド、

シャクヤクエキス、トウガラシエキスなどを配合したものを選んでください。

 

抜け毛の量が急に増えたときは、

男性ホルモンの分泌が増加した可能性があるので、

ホルモンバランスを調整する成分のオウゴンリキッドを配合したものを

利用すると良いでしょう。

 

女性ホルモンを調整したいときは、

ヨモギエキスやオトギリソウエキス、カンゾウエキスなどの成分が

効果があります。

 

薄毛や抜け毛の対策したいときは、

女性用育毛剤の成分をよく調べてから購入することが大切です。

 

自分の症状に合った成分が配合されている育毛剤で、

毎日しっかりヘアケアすれば、少しずつ頭皮環境が整っていくので、

抜け毛が減り、健康的な髪の毛が生えて来るようになります。

 

 

男性と女性の薄毛は全く違う!

 

「朝起きた時、何気なく枕を見ると多量の抜け毛が・・・」

「洗髪後に排水口に溜まった多量の抜け毛・・・」などを発見すると、

あと数年も経つと全部の髪の毛が無くなってしまうのでは・・・

という不安を抱いている人は多いと思います。

 

そんな抜け毛や薄毛で悩んでいる人は、

男性ばかりと思いがちですが、実は女性も大勢いらっしゃいます。

 

ある製薬会社の調査によると、20歳以上の男性で抜け毛や薄毛で悩んでいる人は

国内で約800万人いて、女性は約600万人とも言われています。

 

一般的に、多量の抜け毛からハゲになるのは

男性特有のものと思われているようすが、これは間違った社会通念です。

 

しかし、男性と女性の薄毛になる進行パターンと脱毛症のタイプ、

その原因は全く違います。

 

男性の脱毛症の大半は、AGA(Androgenetic Alopecia)と呼ばれる

男性型脱毛症のタイプで、

その原因は、男性ホルモンのテストステロンが深く関係しています。

 

このテストステロンは、もともと髪を育てるという働きがあるのですが、

毛根の近くにある皮脂腺から分泌される「5αーリダクターゼ」という酵素と

結び付くと、ジヒドロテストステロン(DHT)という成分に変化して、

髪の製造工場と言われている毛乳頭と毛母細胞の働きを抑制させてしまうことから

脱毛が始まります。

 

このように、男性の脱毛症は遺伝的な要因が深く関わっていますが、

女性の脱毛症は逆に遺伝的な影響は少なく、

夜更かしが多くて寝不足が続いたり、無理なダイエットによる栄養不良、

偏った食事、ストレスなどの日頃の生活習慣が大きく影響を与えます。

 

また、薄毛の進行パターンも、男性型脱毛症は

額の両サイドから生え際が後退する「M型」、

額の中央から後退する「U型」、頭頂部から薄くなる「O型」、

前頭部と頭頂部の両方から薄くなる「混合型」の4パターンがあり、

最後は、側頭部と後頭部を残してハゲ状態になります。

 

それに対して女性の場合は、男性のように部分的に薄くなるということはなく、

髪全体が平均的に薄くなるパターンです。

 

こうしたことから、男性の脱毛症は遺伝的な要因が大きいので

治療は難しいとされていますが、

女性の脱毛症は、まずは、乱れた生活習慣を改め、正しいヘアケアを継続すれば、

比較的治療はしやすいとされています。

 

それでも近年は、育毛に関する研究が進み、

現在は、医学的に唯一認められた男性型脱毛症に有効な成分が含まれた育毛剤が

市販されるなど、改善効果が期待できるようになりました。

 

その他、男女共、抜け毛や薄毛になる原因として、

毎日の洗髪に使うシャンプー剤やリンス、コンディシャナーなどに含まれている

成分にも注意が必要です。

 

泡立ちや髪の洗い上がりばかりを考えてシャンプー剤などを選ぶのではなく、

頭皮に負担をかける成分が含まれていないかを十分に考え、

しっかりと成分表示をチェックしてから使うようにしましょう。

 

ちなみに、健康的な髪の毛、頭皮環境でも、

1日に100本くらいは自然と抜け落ちます。